2024年

3月

09日

柔術の稽古

いつも利用している武道館の工事のため、今週も別会場での稽古。南吹田の市民体育館です。ここは空調が効いておらず、すこし寒いです。

 

いつも柔術の時間が取れないので、今日はすこし趣向を変えました。せっかく柔道場を借りているので。

 

居合の稽古は、数本の形を選んで動画で確認しながらの稽古。思っているとおりに動けていないことが多く、新たな気付きにつながります。

私も一人稽古をする時や家で稽古をする際に、たまに動画で確認をしています。

で、悪いところに気づく訳ですが、あまり頻繁にやってしまうと悲しくなってくるので、頻度は自分の心と相談をして、ということになりますね。

録音した自分の声を聴いて愕然とするのですが、同じ?心境かも。

 

剣術は昇段審査に向けた稽古をし、柔術はまず京都演武の形を稽古。

そのあとに、久しぶりに柔術の四留を稽古。

 

四留と拳匪は私の好きな形です。昔は複雑な動きが理解できず苦心していましたが、いまでは逆に好むようになってしまいました。

複雑に見えたのは、お手本に見せていただく師匠の動きが流れるようで溜めとか極めがなくて、とっかかりがないためです。気づいたら技が終わっていたという具合でした。

これを理解するために、右手の動き、左手の動き、そのときの体の動きや角度、といった具合に分解していくのです。そうすると、ようやくその働きが分かってくるようになります。

右手左手、足の動きを一致させる。これが難しいのですが、技がかからないと自分の動きが悪かったというのが一発で分かるので、あれこれ工夫を凝らすことができます。

これが楽しいですね。

複雑に見える技ほど体全体の動きの一致が求められるので、ハードルが上がるのです。

 

翻って考えると、特に一人で稽古をする居合は自分の至らないところが分かりにくい。

柔術のように技が掛からないという結果が返ってこない。

で、自分の無様な動きを動画で確認するという半ば自虐的な稽古法になる訳です。

 

四留は久しぶりだったので、忘れている技もありましたが、基本は履形と同じ。

どのように履形で学んだ技に持っていくのかを考えれば、自ずと動きが分かってきます。

先ほど、右手左手の分解が必要としましたが、技の理屈が分かってくると分解しなくても予想ができるようになります。

 

さてさて、柔術の形は多いので、今後も忘れないように稽古を積んでいきましょう。

 

 

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