柔術の稽古

もうすぐ日本武道館での演武があるので、畳の道場を借りての稽古にしました。

 

居合の稽古は斬撃、大森流、英信流表、太刀打。昇段審査を控えてもいるので。

剣術は陽之表、陽之裏。おなじく昇段審査を控えているので。

柔術は日本武道館で演武する形をしっかり稽古。

 

居合は大阪講習会で師匠から教えて頂いたことを皆さんに伝えながらの稽古。

非常に微妙ですので、どういうことを意識して稽古しているのかを伝えることしかできません。個人個人で体内感覚は異なるので、私の感覚を参考にする程度でよいと思います。

剣術は忘れてしまっている手数があったので、改めて復習です。

昇段審査までしっかり取り組みたいと思います。

 

で、柔術。

柔術はむずかしいですね。だからこそ、とても面白いのですけれど。

焦る必要はないですし、早くやろうとか、見事にやろうとか思う必要もありません。

極めてやろうとか、倒そうという想いもいらないと思います。

教えられた技を丁寧に稽古するだけですね。大事なのは姿勢とタイミングだと思います。

無理な姿勢をとってしまうと、腕力を使ってしまうし、素早く動こうとするとタイミングをあわせることが出来ません。ここでいうタイミングというのは、一つ一つの動作と動作の間のことです。たとえば、十分に相手を崩せていないのに、次の動作に移ってしまうと技になりません。この場合はタイミングが早すぎるということになります。

技に習熟してくるとこの間がなくなってきて、師匠のように流れるような技になっていくのだと思いますが、我々はまだまだ未熟者。素早く動いて、その結果いい加減な技になるよりも、ゆっくりでも姿勢を崩さないようにチカラを抜いて丁寧に動くほうが、技になっていくと思うのです。

焦らずに稽古を積んでいきましょう。柔術でも相手がいなくても稽古はできます。

私はイメージトレーニングを頻繁に行っています。ずいぶん前に師匠に勧められてから、始めました。電車に乗っているときや、家で時間のあるときに、頭の中で動きをイメージしたり、一人で動作を伴う稽古をしています。特に最近はたくさんの技を教えて頂きましたので、イメージトレーニングする技も多くなってしまい、通勤時の読書の時間が完全になくなってしまいました。

このイメージトレーニングのお蔭でそれなりに動けるようになっているように感じています。

おススメの稽古法ですね。