廿日市天満宮奉納演武

12月17日13時半から廿日市天満宮で奉納演武がありました。

大阪支部からは2名が参加。

前日午後からの本部での稽古、当日午前の稽古で師匠から多くの指導を頂きました。

いつものことながら、居合、剣術、柔術と多くの学びがありました。

 

とくに居合でいただいたご指導が私にとってとても重要なものでした。

背中を使えていないというご指摘ですが、ことは背中だけの話ではありません。

肚の動き、手の動き、剣先の働きなどのすべての教えを「背中で」という言葉で言われています。体全体、ひいては心のあり方へのご指導です。

何とか師匠のご指導どおりに動こうとしますが、とてもむずかしい。

しかも私が背中を意識して、チカラを使わないように辛抱して動こうとしていることも師匠はお見通しです。

師匠の眼力はすさまじい。

 

形をつくろうとすると、筋肉で固めてしまいます。

そうではなくて、チカラを使わないようにそぅっと動いていきます。

とにかくチカラを使わないように、余計な想いを抱かないように、静かに動きます。

学び初めのときは、チカラを使わないと言われても、どうすればいいのか分かりませんね。

どこにチカラが入っているのか分からないのですから。

チカラが入っているところを体に触れて教えてもらいます。

そのうちにチカラを使わないということが自分で分かってきます。

静かに静かに動くしかなくなってきます。

もはや世間一般でいう武術ではありません。まるで坐禅をするような気持です。

でもこれが本来の武道の稽古なのでしょう。

武道はどんな状況にでも対応できなければなりません。

どんな状況でも対応できるということは、居付いてはいけません。

形をつくったり、筋肉で固めてしまったりするのは居付きを生みます。

だから、居付きを生まないように、楽に動けるようにならなければいけません。

楽に動きたいのに、チカラを入れてしまうのは、真逆の努力ですね。

 

真逆の努力をしていては目的から遠ざかるばかり。

チカラこぶを入れる努力ではなく、楽に動く努力をしなければならないのですが、これが現代人にはとても難しいことなのだと思います。

探究が必要ですね。自分の感覚を頼りに。

 

稽古の最中は、刀と体の感覚を頼りに「楽に動く」を探求することに忙しい。

これがとても楽しいのです。

そういう状況を見ていただくのが、私の奉納演武になっています。

そして、奉納演武から帰った翌日はお休みをいただいていたので、さっそく復習でした。