愛知講習会三日目

愛知講習会の三日目は柔術。

私にとって一番稽古量の少ない分野です。

今回の稽古は「鎖鎌」。これは初めて手にする武器です。

 

吉川英治氏の「宮本武蔵」の相手で、宍戸梅軒という人が鎖鎌を遣ったと記憶しています。

稽古で使うのはもちろん本物ではありません。鎌の部分は木で、鎖は紐、分銅は小豆を包んだ袋で代用。それでも「分銅」が当たると結構いたい。

 

師匠と武術史に詳しい名古屋西支部長のお話によると、鎖鎌を実戦で使った記録というのはあまりないのだそうな。たしかに戦場で分銅を振り回すと味方に怪我をさせそうだし、多人数の敵にも適さないようだし、何より遣ってみるとなかなか扱いが難しい。

それでも基本の動きは渋川一流柔術の動き。分銅を投げる動きも柔術。

 

最初の内は、投げる分銅もへろへろっとおよそ武器らしくない効果音を出してしまいそうな塩梅でしたが、繰り返し稽古をしていると何とか相手の木刀に絡めたり、手首に絡めたりすることができるようになりました。ここが一番むずかしくて、いったん鎖を絡めることができれば、あとは簡単。と思っていましたが、間合が近い。。。

鎖を絡めるためにどんどん間合を詰めていくと、相手の刀の間合に入ってしまい、刀の間合の外から分銅を投げると鎖を絡めるのが難しくなり、というジレンマに苦しみます。

 

やはり厄介な武器ですね。夢中で稽古しているとあっという間にお昼。

私は翌日は仕事があるため、最後まで参加できず、愛知講習会はここまで。

とても充実した稽古会でした。

北大阪参加者2名も、それぞれ得るものがあったようで、満足気に帰っていきました。

普段の稽古でも、学んだことを取り入れて、より高度な稽古にしていきたいと思います。