愛知講習会二日目

愛知講習会二日目は大石神影流剣術。

試合口、陽之表、陽之裏、三学圓之太刀を途中まで。

非常に密度の濃い稽古でした。

 

今日は北大阪支部の新会員A氏が参加。北大阪支部から私を含めて3人が講習会参加となりました。A氏はまだそれほど稽古を積んでいないので、なかなか刺激的で苦悩の連続の時間だったと思います。

 

二日目は師匠の打太刀を務めました。これが大変な経験。いつも師匠に相手をしてもらうと夢中になってしまいます。本当に真剣にならないと前に立っていられない。

 

阳剣。打太刀(私です)の心の動きを読んで、仕太刀(師匠です)が打太刀の切り込む刀に乗って切り込んできます。びっくりしました。本当にびっくりした。体がビクッと反応するくらいの拍子で切り込まれました。剣道でいう「先」を取られていたのですね。あのように切り込まれると何もできません。茫然自失。

参加者はみな打太刀を体験し、師匠の仕太刀の動きを身をもって教わりました。

得難い経験。

こんなふうに、すべての技を、師匠の動きを体験して、繰り返し稽古しました。

まさに濃密な時間。

 

ここでもやはり手足に力を入れず、肚で動くように気を付ける。でも相手がいるので、つい意識が自分から逸れてしまう。まてまて、もう一度意識を整えて。ゆっくり構えをとって自分を取り戻します。その繰り返し。

A氏も後半には力みも取れてきて、よい動きができるようになってきました。

単に疲れて力がうまく抜けただけかもしれませんが、その感覚を大切にしていけば、肚に少しずつ意識が向いてきます。

 

私自身も随分動けるようになってきたなあと思ったら、師匠のご指導。

正面斬や袈裟斬は、刃物をイメージして切り付け切り下ろしすることが出来るようになってきたのですが、小手を切る際は動きが小さいため、つい手首を固めて手の内を絞ってしまいます。剣道の癖です。小さな動きなのに、師匠の目は誤魔化せません。

師匠に指摘されて、初めて自分の動きが分かりました。まだまだですね。

 

とても充実した稽古でした。

A氏もとても楽しかったといい笑顔を見せてくれました。そうなんですね。楽しかったと言うと不謹慎な気もするのですが、楽しいのです。よかったよかった。

 

三日目の様子はまた後日。