「学びて厭わず」

7月6日日曜夜の稽古

 

雨です。大阪は昼ごろから降り始めました。雨は縁側に座ってぼんやり眺めるのには良いのですが、外出するとなると億劫になります。でも稽古ですから頑張っていきます。縁側もないですし。

 

今日もぶっつけで5本の素抜き抜刀術から始めました。出雲大社奉納演武の練習です。

膝がカクッとしてしまいました。痛くはないのですが、いや痛いかも。

学生時代の剣道の稽古で腰と膝を痛めました。とくに左膝が重症ですが、今回は右膝です。慎重に動くようにします。上手に体とお付き合いをしなければなりません。これも修行というものです。

 

そのあと、初発刀と大石神影流の試合口の稽古をしました。

初発刀は私も一緒に抜きます。肚を働かせるように。ゆっくり動かないと肚を意識できません。でも、動きの途中で止まっていいわけではありません。静かに少しずつ体全体が動くのです。常に動いているのです。たとえ止まっているように見えても、体の奥のほうで動いています。ゆっくりでも間を詰めて稽古をしなければなりません。

 

師匠の道標にも記載がありましたが、まずは感じることが大切です。

私の場合は、手のひらで体の部位を触ります。触ると、二通りの感覚が出てきます。

ひとつは、手のひらの感覚でたとえばお腹を触っている感覚。もう一つはお腹が手のひらを感じる感覚。大切なのはお腹が感じることです。体が弛んでくると手のひらを感じる感覚が強くなるようです。いろんな部位を触って自分がどのように感じるか試します。これ正坐の先生に教えてもらった普段の生活の中でもできる稽古法です。

 

思えば昨年の10月来、同じテーマで四苦八苦しています。

肚を開けとはもう一年ちかく言われている指摘です。あれこれ取り組みましたが、まだ出口が見えず。結局自分の感覚を大切に自得するしかないのですねぇ。

「学びて厭わず」。励みましょう。

 

が、残念ながら来週土曜はお休みです。

休日出勤+部下の昇格祝いの飲み会です。励もうと思ったのに申し訳ないです。

 

                       平成26年7月6日