流刀(雑感)

先週は、せっかくの3連休が仕事で休みなし。

稽古できませんでした。

今週も土日共に仕事でしたが、日曜は早めに終われたので2週ぶりに武道場へ。

いつもの空手の方と、剣道の親子鷹と一緒です。


今、私が稽古で一番の楽しみにしている歩法から。

刀を構えて、すーっと腰を落とします。

限界まで落とそうと思ってはいけません。

形だけ演じたら、足が筋肉痛になります。

落ちるべきところへ、落ちるべく落ちる。

ぬーっ、と前へ進むと、これ以上落ちまいと思っていたのに

さらに落ちていきます。

床にすいこまれて、座り込んでしまいそうです。

瞼が落ちてきて、眠いのですが同時に眉間のあたりが覚醒してきます。

刀は重みを感じながらも重くはない。気持ちいい。

ぬーっ、と何往復もして、ずっとやっていたいのですが切り上げます。


大森流を最初から最後まで通します。

よくわからないところがあって、手直しが必要な筈です。

きっと我流になってしまっています。

奉納演武のDVDで研究しますが、演武で行われていないものもあります。

順刀は縁起が悪いから行わないと、どこかで聞いたような。

流刀の稽古をしてたら、子供に「こわーい」と言われた事があります。

恐怖感を感じるものは演武では控えるのでしょうか。


流刀は左から斬りつけられた場合を想定しています。

右から斬りつけられた場合の勢中刀が、一挙動で迎え撃てるのに対し、

流刀は刀を左に差している以上、対応が難しい。

いち、にい、さん

いーち、に、さーん

斬り急ぐと、いっ、さーん

むずかしい。

切っ先がよどみなく、流れる様に、自由に・・

と思いながらも、にい、で右足を着いた時に流れが止まってしまいます。

やれやれ今日はこれぐらいで。

流刀をぬるり、ぬらり、となめらかにできるのは、いつの日か・・

簡単にできてしまうと楽しめません。

これでよいのです。