集中して二十一刀

12月21日日曜午後の稽古


昨日と打って変った暖かくてよい天気。こういう時に灯油を買いに行かないと。

灯油缶を自転車の後ろに積んで妻と一緒に買い物へ。久しぶりに近所を歩きました。

ゆっくりした時間が流れます。

その気分のまま、稽古開始。


定例になりつつある大石神影流の素振りから。ゆっくり呼吸を繰り返します。

続いて試合口。打と仕を交代で。自分との違いを理解してください。

陽之表。ゆっくり掛かりますが、それでもうまく対応できませんね。これは稽古を積むしかないと思います。一人稽古も有効ですので、研究してください。


休憩をしてもらっている間に、陽之裏と三學圓の太刀。

渋川一流の半棒を稽古します。


英信流表。浮雲、山下風、岩波は、英信流表の中で三傑に入る?ムズカシイ技です。

ゆっくり稽古をしてください。大森流を一緒に抜きました。ゆっくりゆっくりです。

稽古中にも言いましたが、鞘に手を掛けるところから早すぎます。鞘手に心が通っていません。これは一番最初の動作です。ここで心が通わないと、ずっと心が入りません。

注意が必要です。


ここから一人稽古に切り替えて、私は大森流と英信流表の稽古。

先ほどの大石神影流と渋川一流の一人稽古でもそうですが、特に居合の稽古ではすぐに師匠の目の前で稽古をしている感覚になれます。丁寧に静かに抜いていきます。

今日は広い武道室での稽古ですが、私たちの他はだれもいません。

本当に静かに、稽古に取り組むことができました。30分ほどで抜き終わりました。


中山博道は、林崎神社で一昼夜かけて一万一千刀を抜いたそうです。

こんなに抜いた奴はいないだろうと得意になって帰ろうとして、何気なく扁額を見るとそこには、一昼夜で一万八千刀とか二万刀を成し遂げた先人の名が記されていたとか。


私が集中して抜いたのは、わずかに二十一刀に過ぎません。そもそも一万一千刀なんて数えるのも嫌になりますね。何か記録しながら稽古をしたのでしょうけれど。

それでも、今日のような集中した稽古ができるのであれば、どこまで抜くことが出来るのか一度試してみたい気がします。


最後に一緒に横雲を抜いておしまいです。


来週土曜が今年最後の稽古になります。

可能な限り、皆さん参加するようにしてください。

と言っても、何も予定していないんですけど。稽古納めっていうことで。


                        平成26年12月21日