「体遣いが面白い」

11月22日土曜午後の稽古

 

フランス娘と稽古です。彼女はフランスで居合を始めているので、刀の扱いは上手です。

ですが、貫汪館の居合は普通の居合とは異なります。まず扱う居合刀が二尺五寸。彼女の胸の高さくらいまであります。フランスで使っていたものよりは長いですね、やっぱり。

そして力を入れません。これがムズカシイですね。

 

歩法、斬撃から稽古します。うんうん、なかなかイイ感じ。

流派は異なりますが、正座の技は習っていたということですので、初発刀、左刀、右刀、當刀、陰陽進退、流刀まで一気に稽古しました。やはり所作が異なるので、戸惑いますよね。私もそうでした。

しかし所作よりも大事なのは呼吸です。そして力を入れないこと。


続いて大石神影流の試合口。これは広島の講習会でも稽古しましたので、大丈夫ですね。やっぱり呼吸が大事です。とくに「張る」動きを呼吸に乗せることが大事です。講習会でも教えてもらいました。


そして陽之表の「よう剣」と「げっ剣」。剣道でいう面を切りますが、面がゴールではありません。手を伸ばして面を打つのではないのです。私も剣道経験が長いのでつい手を伸ばして打つようにしてしまいます。そうではなくて、肚を中心にして肚に収まるように切るのです。つまり斬撃なんです。「面打ち」はその途中で止まっている状態なのです。ですから手は伸びていません。


剣術の体の遣い方が面白いという感想でした。腕の力を使わずに、肚を中心にして体全体を遣いますから、新鮮ですね。これからどんどん面白くなります。そして微妙になる。

お楽しみに。


2時間稽古をして、私一人で居残り稽古。

英信流表、太刀打、詰合、三學圓之太刀(やっと旧字で書けるようになった!)、天狗抄。

最後はいつもの横雲と稲妻です。


HPのサーバーが不調だったみたいで、更新が遅れました。

その日に書かないとやはり面倒になりますね。

                            平成26年11月22日