昇段審査

9月21日日曜 昇段審査

 

秋晴れの涼やかな中での昇段審査です。

が、例によって汗っかきの私は、だらだら汗をかきました。

他にも受審者はたくさんいるのに、私だけ妙に汗をかいています。

ともあれ。

まずは無双神伝英信流の審査から。大森流、英信流表、太刀打、詰合までを一気に行います。大森流の途中から汗が出てきましたが、やっぱり太刀打と詰合が難関でした。

僕自身は汗っかきだからだと思っていましたが、ひょっとすると心の動揺が汗になって出てきているのではないかと疑いが出てきました。

というのも、太刀打、詰合の時の汗の量が尋常ではなかったからです。

うーん。やはり普段できない相手を立てての形は心も体も緊張するんでしょうね。

どんな局面でも気楽にできるような心身の開発が求められます。

前日の稽古でもお相手をして頂いた横浜支部長には、あらかじめ「ゆっくりでお願いします」とこっそり申し入れをしていたのですが、それでもやっぱりシャープな動きについていけません。理由は私が無駄な動きをいっぱいしてしまっているからなんですけど。とにかく無我夢中で。

それに課題はやはり抜きつけですね。一年以上格闘している課題です。

出口が見えそうで、隠れてしまうという一年でしたが、いろいろ勉強になりました。

 

大石神影流では、構え、素振り、試合口、陽之表、陽之裏、三学円之太刀まで。

師匠には腰の位置が高いというご指導を頂きました。ここでもやっぱり無我夢中になっていたので、実力どおりの自分の力が出ていたのだと思います。

もっと気楽にできなければなりません。

 

審査前に手順を確かめようと、ひとりでシャドー剣術?をやっていましたが、師匠から「肚が動いていない」とご指摘を頂き、そこで悟った・・・ような気がしました。

どのように説明をしていいか分かりません。稽古の中で確かめていきたいと思います。

 

さらに今回の収穫は、私の性格。「せっかち」だったんです。なるほど。今まで気づかなかったですが、たしかに「せっかち」のような挙動をしています。これもまた師匠にご指摘いただくまでは、考えてもいませんでした。自分では「のんびり屋」と勝手に思っていましたが、せっかちと言われて思い当たる節がいろいろ出てきます。

この点も踏まえて、肚が動く稽古を追求していきます。

 

午後は柔術の審査だけになったので、それこそ気楽に見学しました。

武器術は見た目に楽しく、素手の柔術はふわっと動いているように見えるのに見事に相手の体を崩していて、感心しました。これが肚が動いているという奴だなと見入ってしまいました。

 

帰りの新幹線では、久しぶりにビールを頂きました。ついでに?「あなご飯」。おいしかったです、横浜支部長。でもお腹いっぱいになって、ビールで酔いが回って、疲れてもいたので、福山に到着する前に眠ってしまい、起きたら新大阪でした。あぶないあぶない。

 

                           平成26年9月21日