特別稽古

8月13日水曜朝の稽古

 

昨日は稽古の後で、無性にうどんが食べたくなって、うどんを打ちました。

以前はよく打っていたのですが、最近は忙しくてご無沙汰でした。

うどんを打つのには時間がかかります。足で踏んだり、手でもんだりして生地を痛めつけたあとで、寝かせます。夏場だと一時間から二時間くらい。段階的に熟成させるので、合計で少なくとも二時間超は寝かせることになります。体重を掛けて薄く延ばしたりするので、体力のいる仕事です。一時過ぎから作業にかかって、間で30分ほどの空き時間がありましたが、夕食になったのは六時過ぎ。大変です。でもおいしく出来ました。育ちざかりの子供たちも喜んで食べます。おいおいそんなに食べるな。でも、大丈夫。2キロも作ったので、冷凍にして食べたいときにいつでも食べられるようにしておきましょう。

 

さて、今日の稽古。

実は昨日稽古を始める前に赤がねさんから師匠のHPを見たかと尋ねられました。前日は疲れて早々に眠ってしまったために確認していませんでした。うーん、弟子にあるまじき振る舞いです。

師匠のHPには「教え方」が掲載されておりました。上級者はスローモーションのように動いてあげなければ初心者は正しく上達できないとありました。

見てはいませんでしたが、私がやっていることが図らずも師匠の助言どおりでありました。昨日は基本に返って礼法を本当にゆっくり厳しく行いました。構えや素振り、初発刀に時間を割いてゆっくりゆっくり行いました。本日は師匠の助言で力を得て、ますますスローで行います。

 

歩法をスローモーションで行いました。

スローで動いているようでも、足先だけは早くなってしまいましたね。

足先もゆっくり動かすのです。膝から前へ出さないように。

 

続いて大石神影流の構えと素振り。ゆっくりやるとごまかしが効かず、大変ですね。

でもこれが稽古です。自分の体を心の目で見つめてください。

これで一時間超の稽古になってしまいました。

休憩をしてもらっているうちに、私は三学円之太刀を。

 

大森流の初発刀。これも超スローで行いました。昨日よりさらにゆっくりと。うんうん。なかなかいい感じ。昨日よりもよくなっています。何度か一緒に抜いて見せて、あとはまた放ったらかし。鏡の前でインプットとアウトプットの繰り返しをして頂きました。このペースのほうがいいようですね。

 

お盆休みということもあって、稽古は赤がねさんと私だけ。ここ数日、赤がねさんの特別稽古会の様相になってきました。頑張ってください。

 

その稽古を横目で見ながら私は例によって、大森流、英信流表、太刀打、詰合の稽古です。胴体を意識して師匠や兄弟子のアドバイスを思い返しながらゆっくりと稽古。

太刀打や詰合は、やはり相手が欲しいですねぇ。

北大阪支部を立ち上げたのも、元々は太刀打、詰合、大小詰を受けてくれる相手が欲しかったからなので、はやく会員の皆さんには私と同じレベルになってもらわねば困るのですが、今は我慢我慢ですね。

あせらず、ゆっくり取り組みましょう。半ば自分自身に言い聞かせているようでもありますが。

 

横雲、稲妻の後、二人でしっかり礼法をして、本日の稽古は終了です。

やっぱり二時間半。

 

明日は母と一緒に、早朝より墓参りに行くため、お休みします。

 

                        平成26年8月13日