見学・体験

5月25日日曜夜の稽古

 

新会員のワイさんの他に、2名の体験の方が来られました。

といっても、普段の稽古と変わらず、礼法、立ち居、歩法、斬撃までの繰り返しです。それから納刀と抜刀。これは帯が不足していたので、十分な体験してもらえませんでした。そして、大森流と英信流表、大石神影流の陽之表、裏のいくつかを見て頂きました。

 

正直なところ、2時間程度の体験で、どこまで理解してもらえるのか、よく分かりません。

普段の稽古の内容を見てもらう。その稽古を体験してもらう。これしか出来ませんから、あとは受け手の問題になるのでしょうね。責任転嫁のようですが。

現在の北大阪支部には、私の他に2名の会員ができました。

この2名はもちろん初心者ですから、見てもらえる稽古も初心者の稽古になります。

私の一人稽古も見てもらえますが、やっぱり一人では、二人組になって稽古する大石神影流の手数は見てもらえない。居合の太刀打や詰合も見てもらえない。

普段の稽古でできないことは見てもらえないのです。

 

でもまぁ、体験は結局、斬撃くらいまでしか出来ませんね。

体験でいきなり居合の形が出来たり、大石神影流の手数をこなされてしまうと、私の立場がなくなる・・・というより、学びに来てもらう必要がなくなります。

 

というわけで、体験に来ていただいて、私の一人稽古も見てもらって、居合や剣術とはどういうものか、イメージを持ってもらう。その上で倦まず飽かず稽古をすることができるかどうかよく考えて頂きたいと思います。

 

さて。

最近、指導することが増えて、自分の稽古時間が確保できていません。

家で小さな木刀で稽古をしていますが、やはり道場での稽古が一番大切です。

「初心者でも放っておくほうがうまくいく場合がある」ということが分かったので、自分の稽古もしていこうと思います。

私の稽古を見てもらうのも、稽古のうちです。

私は見られて恥ずかしくないような稽古を積んでいきます。

ともに、学んでいきましょう。

 

                      平成26年5月25日