目付

2014年1月12日(日)

今年から稽古日記の書き方を変えます。

テーマを持って稽古をしているので、そのテーマを具体的に一つ挙げて、まとめます。

自分の現在のレベルがよく分かるでしょう。

どこまで続くか分かりませんが、とにかく始めます。

 

11日、12日のテーマは「目付」です。

11日は3連休の初日というのに、多くの利用者がありました。なぎなたや、居合、空手など、ところ狭しと稽古をしていました。12日はさすがに私を含めて4人でしたが。

いつもの広いスペースが取れず、いつもより壁に近い位置ですこし窮屈に感じながら稽古をしました。こんなときこそ、目付を広くとって稽古しなければと思いました。視野を広くして、不意に他のグループの人が私の利用しているエリアに入ってきても対応できるように。ま、そんなに近くはなかったですけど。

 

私は幼いころから背が高く、高校を卒業するまでほとんど一番うしろに並ばされていました。自分より背の低い人と話をしたりするためか、うつむきがちな姿勢に馴れてしまって、目付もすぐ下の床を見てしまいます。その弊害は、肚から動くことができなくなること。きちんと首を立てて、大きな視野で捉えることができなければ、肚から動くこともできません。

 

前回の本部の講習会では、太刀打や詰合を稽古しました。兄弟子に相手をしてもらって、いろいろ注意を受けながら稽古をしました。兄弟子は姿勢に崩れはありません。本当に楽そうに立って、するする進みます。一生懸命真似をしているうちに、首が立ち視線がぶれないようになってきました。あくまで私の感覚ですが。

 

視野を広くとるように、すこし顎を出す意識で首を楽にしました。目付もすこし遠くへ。その目付はできるだけ維持するように心掛けて稽古します。兄弟子を見つめていた講習会の稽古のときのように。すると肩が落ちてよい感覚です。顎を出す(というより上げる)と肩に余分な力が入らないようですね。斬撃でつい目線を下げてしまって肚で斬ることができませんでしたが、今日は斬り下ろした刀の柄頭が肚につながっているような感覚を持つことが出来ました。毎回ではないのが悲しいところですが。

どうやら刀を持つ握りも影響しているようです。

これは次回のテーマといたしましょう。